【お知らせ】 準備中

最初、お電話にて問い合わせ。

「2003年式のルノー カングーなんですが、使用しているキーでエンジンが始動出来たり出来なかったり…」

「出先でエンジンが始動出来ない事もあって、非常に不便すぎる…。」

という内容。

一通り車両の情報をいただき。

「少し遠方ですので、当店が出張で行けない距離ではないですけど、けっこう出張費がかかるので安くは作業に行けないです。」

「このタイプのカングーであれば、若干手間ではありますが、クルマを分解してキー(イモビライザー)に関するECUとキーを郵送で送ってもらえれば、エンジン始動が可能なスペアキーを作れますよ!」

という流れから、後日郵送にてECUとキーが到着しました。

※念のために書いておきますが、エンジンが始動出来たり出来なかったり、という事の原因が「キー」側の場合には作業可能。

車両の他の部分が原因の場合には、今回の作業は無駄になるかもしれません。

ただ、やってみない事には答えが出ない。

という事は事前にお伝えしていました。

早速、到着したキーのイモビライザーを測定してみます。

何回測定してもファール。(エンジンは始動しないという意味)

測定機器との相性もあるかもな?

という事で、違う機械で測定してもファール。

ほぼほぼ、エンジンが始動出来ない原因がキー側という事が分かりました。

というか、これでもたまにエンジンが始動出来るというのが不思議なくらいファール続き。。

ECU内のデータ編集と並行して、スペアのキーも削っていきます。

とりあえず、ファール続きのキーから削る段差をデコード。

用意した2本のキーを順にカット。

一通り、データ編集なども終わって、スペアキー2本の作成作業は完了。

さてと、お客様には「不具合起きているキーは直せない。」とお伝えしていましたが。

何が原因だ? という興味が沸く。(笑)

これに関しては、細かくは書きませんが、相当色々試してみました…。

全然作業費用に入れてないけど…。

結果としては、残念ながら直りませんでした。

ただ、ある事をするとイモビライザーが認証するという事だけ分かりました。

「33 7935」と表示されている部分です。(この状態であればエンジンは始動出来るという意味。)

ただし、これを常時認証させる事は、正直何を試しても不可でした。

最後の最後に分かった事ですが。

・キーを組み立てると認証エラー

・電池交換の要領で裏蓋を外すと認証OK

・基盤だけだと認証エラー

正直チンプンカンプンです。(笑)

「基盤の近くにある金属部品の影響を受けているのか? はたまた、何かしらの帯電とか静電が影響しているのか?」

こりゃ、エンジンが始動したりしなかったりって事にもなるなぁ、と納得。

このキーに関しては元に戻して作業終了。

下の、新しいキー2本をECUにプログラム。

いつもの、ヤマト運輸の現金代引きにて発送して完了です。

後日、メールにてご報告の連絡をいただき。

「ECU取り付け後、普通にエンジン始動する事ができました~♪♪」

との事でした。

これで本当の「作業完了」です。

この度は、当店をご利用いただきありがとうございました。

ルノー・カングーとグランカングーの記事まとめ

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