少し遠方のお客様が、キーレスの基盤不具合でエンジンが始動できないという、MCC 450 フォーツーを積載車に載せて横浜までお越しいただきました。
今回お越しいただく10日ほど前に、郵送にて「キーレスを直せませんか?」とキーレスを送っていただいていました。
下はその際の修理を試している時の写真です。
郵送にてキーレス到着。
おはなしでは、車両に向けてキーレスを押しても、ハザードが9回点滅とかは無く、全くの無反応との事。
ボタン3か所ともに、カチカチと押すタクトスイッチの感触が変です。
押しごたえが無いという感じ。
お客様の方にて新品の電池に交換済みとの事でしたが、念のためにボタン電池の電圧測定。
あれ?
新品のはずなのに電圧無いぞ?
この時点でいやーな予感はしていました。
もう一度、私の方で新品電池に交換してみます。
「電池入れただけなのに、勝手にLED点いてるし…。」
「というかLED消えないし…。。」
※これが電池の電圧が無くなっていた原因。
試しに、どれかのタクトスイッチが悪さしてるのかな?
という事で、3か所ともに順々に付け替えましたが、一向にLEDは消えず。
最後にダメもとで、光らない方のLEDも付け替えましたが。
やはり赤外線LEDは消えず…。
「これは、基盤自体が壊れてます。」
これ以上やっても直る可能性低いのでは?
という事で、一旦キーレスは郵送にて返却していました。
「当店からは遠方なので、近くにメルセデスのディーラーがあるならば、新しいスペアキーを注文して、そちらに任せた方が良いのでは?」とのご案内をしていましたが。
最終的に、当店をお選びいただいた様です。
ありがとうございます。
作業の方は。
壊れた基盤を新品基盤に入れ替えて。
現在、エンジン始動が出来ない状態は、メーター内に「カギマーク」。
車両に専用の診断機を繋げて。
ルームミラーの近くにある赤外線受光部に向けて。
「ピッピ!」と登録。
メーター内のカギマークが「N」の表示になり。
エンジン ブルルン♪ にて完了です。
あと、余談になりますが。
450 フォーツーの場合、後ろのハッチに鍵穴があります。
ここにキーを挿しこんでも「開かない!」と言われる方が非常に多いのですが。
この車両もその状態でしたが、鍵穴がボディ表面の高さよりも、結構凹んでいるのが分かりますでしょうか?
下の写真は参考までに、キーシリンダーが凹んでいない別車両の450フォーツーの鍵周りの写真です。
ほとんどの場合、キーレスの付け根がボディ表面に当たってしまい。
キーが刺さりきっていないが為に、正常なキーを挿しても回らないという事があります。
これ、鍵穴が奥に凹んでしまっているというよりも、ボディ側が手前に膨らんできてしまっているらしいです。
鍵穴が回らない! という場合は、鍵穴にグっと押し込みながら回してみてください。
たいがいは回るはずです。
この度は、当店をご利用いただきありがとうございました。
【紛失鍵作成・スペアキー作成・鍵の修理 出張対応可能地域】
神奈川県・東京都・埼玉県・千葉県・茨城県・群馬県・静岡県・山梨県
その他の地域でも、対応可能な場合もありますのでご相談ください。