年末のクリスマス過ぎにご入電。
450 スマート フォーツーのエンジンは始動するが、キーレスが全く無反応との事。
お電話にて色々なやりとりの後、日程合わせてお伺い。
古い車両で依頼数は減りましたが、安定の450 フォーツーのトラブルです。
現在お使いのキーレス2本。
どちらでやっても、車両側からは無反応との事。
前回の記事とは逆パターンで、エンジンは始動する状態。
下は、車両側の赤外線の受光部。
この受光部がある。
という事も含めて、ご依頼までのお客様とのやりとり。
私 : 「キーレスが2本共に無反応との事ですが、キーレスの赤外線受光部の故障も考えられますよ。」
私 : 「仮に、赤外線の受光部が壊れていたら直さないと駄目でしょうが、年末なので直ぐには部品は準備できないと思います。」
私 : 「現在はエンジンが始動する状態ですが、診断機を繋いでセットアップ作業をしてしまうと、今とは逆にエンジンが掛からなくなる可能性が高いですが、時期的にやっていいものなのか…?。どうしましょうか?」
お客様 : 「最悪、エンジンが掛けられるようになるのが、2月頃になっても大丈夫だからお願いします!」
私 : 「分かりました。現場にて確認します!」
こんなやりとりのがありました。
さて、2本のキーレスをチェックしてみます。
お客様は、2本共にキーレスが無反応との事でしたが、いろいろ試していると。
内1本のキーレスでハザードが9回点滅しました。
これで、赤外線受光部の故障の可能性はなくなりましたので、かなり気が楽になりました。
2本のキーレスの赤外線の光り方をチェック。
なんとかハザードが9回点滅する方は、片方のLEDだけがぼやっと光ります。
もう1本の方は、全くLEDが光りません。
キーレスを分解してみます。
片方だけがぼやっと光る方。
一見すると、LEDに問題はなさそうでしたが。
光らない方のLEDの足が折れています。
次は、全く無反応の方。
付いているボタン電池の電圧を測ると2.9V位…。
2.9Vあれば大丈夫なんでは?
とも思いましたが、とりあえず電池交換。
写真には写らなかったですが、片方のLEDだけが光りました。
色々とチェックした結果下の感じ。
お客様に、全体の修理金額をお伝えして修理開始。
LEDを外して。
新しいLEDを取り付け。
光り具合をチェック。
問題なし。
もう一方は、交換していない側のLEDの光り方が弱いですが、とりあえず問題なし。
この状態で、クルマに向かってキーレスのボタンを押しても、やはりハザードが9回点滅。
最後に、車両に診断機を繋いで、2本のキーレスをセットアップして完了です。
これで完了だなと思っていたら、スズキのワゴンRのイモビライザーキーの追加も頼まれる。
合鍵屋さんでスペアキーを作ったが、イモビライザーが入っていたらしく、メーターの鍵マークが消えなくてエンジンが始動しなかったとか。
在庫をゴソゴソ。
キーカットをして。
車両に診断機を繋いで、イモビライザーのセットアップをして完了です。
右側のキーを追加させていただきました。
この度は、当店をご利用いただきありがとうございました。
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