BMW Z4 のオーナー様からのご相談。
キーレスが効かなくなったので、DIYでキーレスを分解したら、基盤を壊してしまったとか。
直せるか直せないかは、実際見てみないと分からないので、日程合わせてお伺い。
2006y BMW E85 Z4 です。
まずは、壊れてしまったキーレスなどを拝見。
①分解済み
②分解済み
⑤プラスチック製イモビライザーキー(以降登場しません)
まずは①キーレスから色々と測定。
イモビライザーは問題なし。(エンジンは始動するという意味)
キーレスの電波は出ません。
お次は②のキーレス。
イモビライザーは問題なし。
キーレス電波は出ていますが、なんか微妙。
この②のキーレスは、後々何もしていないのに電波が出なくなりました。
①のキーレスを分解。
フムフム。
バッテリー電圧は3.1Vあり。
基盤を観察すると損傷個所発見。
電池交換の際、ハンダの熱の入れ過ぎで、基盤が剥離しています。
こちらの面も2か所発見。
この部分は、基盤剥離とかの次元を超えているので修復は不可。
①のキーレスは、修復するのは不可なほど壊れていましたので、以降作業は無し。
最悪、エンジンは始動出来ますので、非常用としてお使いいただきます。
お次は②のキーレスを観察。
バッテリー電圧は3.0Vあります。
先程も写真入れましたが、分解して観察していたら電波が出力されなくなってしまいました。
私のほうで内蔵蓄電池を交換したら直りました。
この②キーレスは使えそうでしたので、キーシェルの作り替えで対応。
②キーレス用に新しいキーシェルをカットして、基盤入れ替えて完了です。
とりあえずの作業は終わり。
①キーレス… 修復不可なのでそのまま。
②キーレス… 内蔵蓄電池を交換して、キーシェルを作り直して完了。
ここから、新しいキーレスを2本作っていきます。
内1本は、前回の記事にも登場した社外品のジャックナイフキー。
このジャックナイフキーなどもカット。
新しいキーを追加する為には、車両からECUを外してデータ編集の必要あり。
しかし、こういう手間のかかる現場に限って、いつもの方法でデータが抜けない…💦
データが抜けない限りはスペアキーが作成できない…😢
慣れない方法を使い、気合でデータ抜く。
編集完了。
だいぶ疲れた…。。
あれやこれやと作業して、全ての作業が完了。
① 壊れているのでそのまま。(最悪エンジン始動の非常用キーとして使用)
② 蓄電池交換してシェル交換して使用。
③ 新しく作成したキーレス。
④ 新しく作成したジャックナイフ型キーレス。
みなさん、BMWのキーレスを分解する時は気を付けましょう。
この度は、当店をご利用いただきありがとうございました。
ブログへの掲載快諾も感謝します。
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