シトロエン エグザンティアのキーを紛失してしまったとのご相談です。
日程合わせてお伺い。
ここ最近、「暖かいなぁ。上着いらなくなったなぁ。」という日が続いていましたが。
よりにもよって大雨☔
しかも寒い…。。
雨が強すぎて、お客様との会話もままならないので、挨拶そこそこに、盗難防止のイモビライザーが入っていないことを祈りながら早速作業開始！
※イモビライザーとは、回るキーを作っただけではエンジンを始動させない盗難防止装置の事。
ドアも施錠されているので、鍵穴から回るキーの作成準備。
このエグザンティアは、今はもう使っている車両は無いですが、特殊な十字型のキーです。
この年式くらいのキーは、車両を守る際に「いかに回るキーを作成するのを難しくするか」という時代のもの。
昔のキーは、ほんと各メーカー色々と難しくしてくれてます…。。。
鍵穴から削る形状を予測して。
機械に入力。
滅多に使わない、十字キーを削る為だけに必要なバイスにキーを挟み。
試しに削る。
何度か修正をいれて。
ドアの鍵穴が回ってくれました。
大雨の中なのでほっと一安心。
車内に乗り込み。
「イモビライザー入ってないでくれー」と祈りながら。
イグニッションにキーを挿し回すと。
エンジン ブルルン ♪
正直、イモビライザーが入っていたら、ここから車両を分解して、どこにあるか分からないECUを探しまくって、ずぶ濡れになりながらECUを取り外して。
PC使って、基盤に配線つなげてデータ吸いだして…。
なんてやりたくなかったので、エンジンがかかってほっとしました。
下の2本のキーを作成して完了です。
作業も落ち着いたので、じっくり車内を拝見していたのですが、とても大事に乗られています。
とても25年以上まえの車両とは思えません。
走行距離を見てさらにビックリ。
お話し伺うとワンオーナー車両との事。
高齢の為、免許証を返納も視野にいれ、このクルマを手放す直前にキーが無くなったとか。
クルマが駄々こねたのかな？
このクルマの次オーナーが大事に乗ってくれると良いですね。
この度は、当店をご利用いただきありがとうございました。
ブログへの掲載快諾も感謝します！
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