あまり詳しい事を聞かずに送っていただいたVWのキーレス。
到着してからキーレスを見て、「写真送ってもらって、もう少し詳しく確認しておけば良かった…」と深く後悔。
2010y以降の一体式のキーレスかと勘違いしていました…💦
だいたい、2009年（一部2010年式含む）くらいまで使われている2分割になるキーレス。
※GOLF5やGOLF6というモデルで区切られている訳ではなく、あくまでも年式などで分けられています。
修理内容は、VWのキーレスあるあるの付け根割れ。
なんですが、今後はこの2分割タイプの、「キーレスの付け根が割れた！」という内容の修理は受けません！
という注意喚起のブログ記事となります。
事情を説明して、そのまま返却しようとも考えていたのですが。
折角送ってもらったし…。
送っていただいたのが静岡県からだったので。
最悪、チップが駄目になったら、大赤字になるけど実車の場所に行って作業するかぁ…。
と考えて、とりあえず作業開始。
到着時点でイモビライザーチップの測定。
異常無し。
とりあえず分解。
何が問題かっていうと。
キーレスを修理する為には、このガラス管の「イモビライザーチップ」を外さないといけない。
ってとこです。
接着剤でガッチリ固定されています。
マイナスドライバーなどを使って「よっこいしょ」ってやろうものなら、かなりの高確率でガラス管のチップは破損します。
ガラス部分にヒビが入っただけでもアウトです。
イモビライザーのデータ消えます…。
エンジンを始動出来なくなります。
実際に、DIYでガラス管を割ってしまった記事は下です。
マイナスドライバーで「よっこいしょ」ってやれば、運よく外れるケースもあるかもしれませんが。
運に頼ってる場合じゃないので、一生懸命ほじほじ。
ここまでやるのに、ものすごい時間かかってます…。
都度、イモビライザーデータが消えていないかヒヤヒヤしながらチェック！
問題なし。
まだ、邪魔な部分がガラスにくっついてるので。
少しづつ削る。
ほんと、チマチマ削ります。
やっと、それっぽい状態まで削れました。
運命の瞬間。
データ消えて「エラー」とかになったら静岡県行き決定…。
異常なし。
これ、1.5時間くらいやってた気がします。
新しいキーシェルの方に、このチップを接着。
先が見えたので、元々の折れて外れてしまったキーブレードから、削る段差をデコーディング。
そのデータを元に、新しいキーブレードをカット。
キーブレードなども組付け。
合体させて完了です。
最後の最後にチェック。
イモビライザー問題なし。
キーレスの電波も問題なし。（私の作業とは無関係ですが念のため）
最初にも書いていますが、この「2分割タイプのキーレス」は、修理希望で送られても対応不可です。
仮に作業するにしても、リスクを考えて、若干金額が高めになるのと、横浜から行ける近郊の場合のみです。
修理を依頼したいけど、「自分のは該当するのか？」という場合には、壊れたキーレスの写真を添付のうえ、お問い合わせフォームからお願いします。
既に、自分でやってて「ガラスが割れてエンジンが掛からなくなった…」という場合にはご相談ください。
神奈川県から行ける範囲であれば復旧作業対応できます。
以上、ご理解のほど宜しくお願いいたします。
修理ご希望のキーの発送の前に、メールフォームからお問い合わせください。
（壊れた場所が具体的に分かるように、写真も添付していただくと助かります。）
【壊れたキーの送付先】
〒224-0054 神奈川県横浜市都筑区佐江戸町748-606
アンジュセキュリティサービス 矢作（ヤハギ）宛
電話: 045-929-3741
「書留郵便」「定形外郵便」などで送っていただいても結構ですが、お客様の発送からキーの受け取りまでに日数を要してしまい、返送までの日数が遅くなる可能性がありますのでご注意ください。
お急ぎの場合には、郵便局の「レターパック・ライト 370円」などがおススメです。
