【お知らせ】 準備中

BMWのキーの内蔵されている蓄電池交換のお問い合わせが多いのですが、キーを送っていただいても、対応不可なケースが多数ありますので、メールの返信文章で毎回説明するのも手間と感じ、先日届いたキーを参考に、ブログ記事としてご紹介させていただきます。

先日、メールでお問い合わせいただいたお客様より、下のBMWの菱形のキーレスが届きました。

車両はBMWのE60との事です。多分525iとかかなぁ…。

車両を購入した当初から、キーが分解されていた状態だったとの事。

※もう1本、普通に使えるキーレスは有るとの事です。

お客様からの依頼内容は以下の通り。

・エンジンは普通に始動出来るが、キーレスが効かないので、内蔵蓄電池を交換してキーレスを効くようにして欲しい。

・キーレスがいつ分解するかも分からない状態なので、新しいキーシェルで作り直して欲しい。

・購入当初からこのキーレスは効かなかった。(ココ!めちゃくちゃ大事な部分です!!)

作業前に、一旦キーの状況を測定してみます。

イモビライザーは問題なし。(エンジンの始動は問題ないという意味)

キーレスの電波は出ていません。

一旦、基盤に付いている蓄電池交換作業に入ります。

(右側の蓄電池に交換する予定)

外してみました。

よく見る光景なので特に驚きはないのですが、電極がゴチャゴチャです。(笑)

※この時点で、ほぼほぼ結果は見えていました。

これを分解した前オーナーが、どうやってプラスとマイナスの電極を繋げようとしていたのか不明ですが、かなりの苦戦の跡がみてとれます。

蓄電池を交換してみました。

電波を測定しても、予想通り出力無し。

結論から書きますと、前オーナーがキーを分解して、DIYで蓄電池交換した際に、プラスとマイナスをショートさせてしまい、基盤上のキーレスに関する電装部品を壊してしまっています。

(今回のは見た目上は問題ないのですが、キーレスを分解する際に、物理的に基盤上の部品を削ってしまっているパターンも多いです。)

これ以上、この基盤をいじったところで、キーレスは復旧する見込みは有りませんでしたので、ご依頼主に電話にて確認。

キーレスが復旧しない原因をご納得いただき、当初の依頼内容にあった、「新しいキーシェルで作り直して欲しい」という内容だけで作業しましょう。

という話しとなり、キーシェル入れ替えの作業に入ります。

当店で用意しているキーシェルを。

専用キーマシンで溝部分を彫り込んで。

電池を外した基盤を収めて、「パチン!」と蓋をして完了です。

キーレスは効かないエンジン始動キーとしてお使いいただくとの事でした。

今回のように、蓄電池交換しても駄目なケースもありますので、蓄電池交換をご希望の場合は、こういうケースも想定してご検討ください。

金額や発送方法に関しては、下のリンク先をご覧ください。

発送方法と支払いに関しては、現時点では「ヤマト運輸の現金代引き」となっております。

この度は、当店をご利用いただきありがとうございました。

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